[フランクフルト 7日 ロイター] – スイス再保険は7日、世界の温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を達成するには270兆ドルの投資が必要になるとの報告書をまとめた。
世界で必要な投資額を巡っては、さまざまな推計値が公表されているが、270兆ドルは大半の推定値を上回っている。
報告書によると、現在のペースの投資が続けば、実質ゼロの達成は69年になるとみられ「現時点では50年までの実質ゼロは達成できない見通し」という。
特に輸送セクターでは、電気自動車の充電施設などの更新に114兆ドルの投資が必要になるとしている。