[北京 12日 ロイター] – 中国共産党機関紙・人民日報は12日、厳格な新型コロナウイルス政策を堅持する方針を示した論評記事を3日連続で掲載した。近く規制が緩和されるとの期待が後退する格好となった。
記事は「寝そべりは望ましくない。寝そべりながら(新型コロナとの戦いに)勝つことはできない」とし「感染症の予防・管理が一たび緩和されれば、多くの人が短期間で感染し、多くの重症者や死者が出る。その結果、医療体制が逼迫することになる」と指摘している。
保健当局の発表によると、11日の新規感染者は1760人で、前日の2089人から減少。北京、上海、深セン、西安などの大都市ではいずれも新規感染が報告されたが、感染者は2桁にとどまっている。