[北京 13日 ロイター] – 16日に中国共産党大会開幕を控え、当局が警戒を強める北京で13日、「改革が必要」などと書かれた極めて異例な横断幕が掲げられた。ソーシャルメディアでは、横断幕が撤去された同日夕方の現場一帯に多くの警官や警察車両が展開する様子などが映像で駆け巡った。
国内でアクセスがブロックされているツイッター上の多数の画像や動画では、習近平党総書記を名指しで「独裁者の裏切り者」とし「追放」を呼びかける横断幕の文言もあった。「PCR検査は不要、食事が必要。ロックダウン(都市封鎖)は不要、自由が必要」との文言もあった。
横断幕が掲げられたのは北京市海淀区とみられる高架橋。現場の上の道路から煙のようなものが上がっている映像もあった。同区には幾つかの大学がある。
その後、映像や抗議活動の話題に直接関係する検索はできなくなっている。