[香港 28日 ロイター] – 経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は早ければ来年2月末までに債務再編案について債権者の同意を得ることを目指している。同社の弁護団が28日、香港の裁判所で明らかにした。
弁護団によると、遅くとも3月初旬までに債務再編案を固める方針。裁判所はこの日、同社子会社の株主による恒大の清算手続き開始の申し立てについて、来年3月20日までの休廷を決めた。
申し立ては6月に不動産・自動車のオンライン取引を手掛ける房車宝(FCB)の株主が行ったもので、恒大がFCB株を買い戻す合意を履行しなかったと主張していた。
恒大と中国本土以外の主要債権グループは、本土以外の全ての債権者の利益に合致するよう債務再編の取り組みを積極的に進めているとして、清算申し立てに反対してきた。