[6日 ロイター] – 米ワシントンの連邦地裁は6日、2018年に起きたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件を巡り、同氏の元婚約者がサウジのムハンマド皇太子に対して起こした訴えを棄却した。

バイデン米政権が皇太子は免責されるとの判断を示したことが理由。

ジョン・ベーツ判事は判決文で「サルマン皇太子の任命の状況と事件への関与を巡る疑惑について不安があるが、政府は皇太子が免責されると通知した」と説明した。

ムハンマド皇太子は9月に首相に任命された。

米司法省の弁護士は11月、裁判所に提出した文書で、サルマン皇太子は実質的な元首で免責特権を有するとの判断を示した。