[ワシントン 13日 ロイター] – バイデン米大統領は13日、同性婚の権利を連邦レベルで擁護する法案に署名し、同法が成立した。

米国では2015年に連邦最高裁が同性婚の権利を認める判断を下し、全米で同性婚が合法となった。ただ、その後最高裁は保守に傾斜、判決が覆されたとしても同性婚の権利が守られるよう法制化した。

バイデン氏は、誰を愛するかや愛する人に忠誠を尽くすかといった問題に自分で答える権利を、この法律は認めていると強調した。

ホワイトハウスの南庭で開かれた署名式では、性的少数者(LGBT)の権利を擁護する活動を続けてきた歌手のシンディ・ローパーさん(69)も参加し、往年のヒット曲「トゥルー・カラーズ」を披露した。式典に先立ち行われた会見では「米国人は愛する人を愛せるようになった」と述べ、同法の成立を歓迎した。

また、バイデン氏の署名に先立ち民主党のペロシ下院議長は「誰もが愛する人との絆を築くという祝福に値する」と述べ、法律は平等を促進すると指摘した。