[19日 ロイター] – 人気ゲーム「フォートナイト」の開発元である米エピック・ゲームズは、子どもの個人情報を違法に収集し、ユーザーに意図しない購入を促した疑いを巡り、5億2000万ドルを支払うことで米連邦取引委員会(FTC)と和解した。双方が19日発表した。
エピックは「児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)」違反で過去最高の制裁金2億7500万ドルを支払い、子どものプライバシーに関する初期設定を厳格化する。また、消費者を不利な決定に誘導する「ダークパターン」と呼ばれる手法によって意図しない購入をさせられたユーザーへの返金に2億4500万ドルを支払う。
FTCのカーン委員長は声明で「エピックはプライバシーを侵害する初期設定と欺瞞(ぎまん)的なインターフェースを使って10代の若者や子どもを含むユーザーを欺いた」と述べた。
エピックは、子どものゲーム利用を親が管理できる「ペアレンタルコントロール」にアクセスしやすくしたり、13歳未満の子どもに1日当たりの購入限度額を設けたりするなどの措置を講じたと説明した。