[ワシントン 12日 ロイター] – バイデン大統領の法務スタッフは12日、デラウェア州ウィルミントンにある同大統領の自宅ガレージで、2組目の副大統領時代の機密文書を発見したと発表した。再選に向け2024年大統領選への出馬意欲を示すバイデン氏にとって痛手となる。
ホワイトハウスの大統領特別顧問リチャード・サウバー氏は声明で、機密文書はガレージの収納スペースから見つかったと指摘。バイデン氏のリホーボスビーチの自宅からは見つからなかったとした。
サウバー氏は9日にも、バイデン氏が副大統領時代の機密文書がワシントンのシンクタンクに置かれていたと発表している。
バイデン氏は記者団に対し「司法省の調査に完全かつ完璧に協力していると表明している」と述べた。
バイデン氏によると、法務スタッフらはウィルミントンの自宅にある収納スペースと大統領個人の書斎で機密扱いの表示がある文書数点を発見した。書斎には鍵がかかっていたという。
ホワイトハウスは、これ以上の調査が進行中かや、文書が複数の場所で見つかった経緯は明らかにしていない。
バイデン氏は昨年9月、機密文書を持ち出したトランプ前大統領を「完全に無責任だ」と厳しく非難していた。今回、バイデン氏にも機密文書持ち出しが発覚したことで、共和党議員はバイデン氏の偽善の証拠だと追及する構えを見せている。
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