【北京時事】中国の著名な人権活動家で当局に拘束されていた元弁護士の唐吉田氏が14日、解放されたことが分かった。日本にいる重体の娘に会うため出国を求めていたが、当局から「国家安全」を理由に阻止されてきた。解放後も、出国を許可されるかは不明だ。
中国の人権問題を扱うサイト「維権網」などによると、唐氏は今月下旬の春節(旧正月)を控えた14日に吉林省内の実家に戻った。唐氏は支援者らに寄せたメッセージの中で「不当に398日間拘束された」と明らかにした上で、「娘の治療法を見つけることが最優先」と心情を吐露した。