[14日 ロイター] – ロシアのメドベージェフ前大統領は14日、日米首脳会談を巡り岸田文雄首相が恥ずべき対米従属に陥っていると非難し、「切腹」すべきだと表明した。
昨年のウクライナ侵攻以来、挑発的な発言を繰り返しているメドベージェフ氏はプーチン大統領の有力な盟友で、ロシア安全保障会議の副議長を務めている。
13日の日米首脳会談を受けた共同声明は「われわれは、ロシアによるウクライナでのいかなる核兵器の使用も、人類に対する敵対行為であり、決して正当化され得ないことを明確に述べる」とした。
メドベージェフ氏は、核に関する声明はロシアに対する「パラノイア(偏執)」を示しており、「広島と長崎で核の炎に焼かれた日本人の記憶を裏切った」と指摘。この件に関して岸田首相は米国に悔悟を求めるのではなく、自らが「米国人のためのサービス係に過ぎない」ことを示したと述べた。
その上で、このような恥は岸田首相が帰国後の閣議で切腹することでしか洗い流せないとした。
岸田首相と共に外遊した日本政府関係者にコメントを求めたが、今のところ返答を得られていない。