[ワシントン 24日 ロイター] – 米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は24日、人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を「90秒」と発表した。
過去3年間は「100秒」に維持されていたが、核戦争、疾病、気候変動に起因する脅威がロシアによるウクライナ侵攻を受け悪化。人類滅亡までに残された時間は史上最短となった。
同誌のレイチェル・ブロンソン最高経営責任者(CEO)はワシントンで行った記者会見で「ロシアが核兵器使用を薄々ながらも示唆していることは、偶発的、意図的、あるいは誤算によって紛争がエスカレートする恐ろしいリスクがあることを世界中に思い起こさせる。この紛争が誰にも制御できなくなる可能性は依然として高い」と述べた。
ブロンソン氏によると、今回の発表は初めてウクライナ語とロシア語に翻訳される。