[東京 26日 ロイター] – 不動産経済研究所が26日に発表した首都圏新築分譲マンション市場動向によると、2022年の首都圏1都3県の1戸あたり平均価格は6288万円で、前年に続き、バブル期の水準を超えて最高値を更新した。東京23区は8236万円で、前年平均をわずかに下回った。

首都圏の平均価格は前年比0.4%上昇(前年は同2.9%上昇)、東京23区は0.7%下落(7.5%上昇)した。

首都圏の発売戸数は2万9569戸で、前年比12.1%減。資材の調達など、施工の先行き不透明感から供給が抑制されたことが影響し、2年ぶりに3万戸を割り込んだ。

初月の契約率は73.3%と前年から2.9ポイント低下したものの、2年連続で70%台の高水準を維持した。

23年の首都圏での供給は、大型マンションやタワーマンションがけん引し前年比8.2%増の3万2000戸程度となると見込んでいる。