[パリ 7日 ロイター] – パリのイダルゴ市長は7日、来年のパリ五輪に関し、ウクライナ侵攻が続く限りロシア選手団は大会に参加すべきでないと語った。
フランスのラジオ局「アンフォ」で、「ウクライナに爆弾が降り注ぐ中、何事もなかったかのように(ロシアの)選手団がパリに来て行進することは考えられない」とコメントした。
さらに「ロシアの反体制派が難民の旗の下で行進したいのならば、彼らは難民、反体制派となり、ウラジーミル・プーチン(ロシア大統領)を支持しないことになる」とし、「ある国が他国を攻撃している最中に行進し、何事もなかったかのように振る舞うようなことさせない。戦争が続いている限りロシアの代表団を出すことには賛成できない」と続けた。
国際オリンピック委員会(IOC)は先月、ロシアとベラルーシの選手がアジアの大会に参加する検討案に前向きな反応を示し、2024年パリ五輪については中立の立場で参加させることを望んでいるという認識を示した。
これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は、同国へ侵攻するロシア選手の24年パリ五輪への参加を認めることは「テロが何らかの形で容認される」ことと等しいと述べていた。