[ベルリン 10日 ロイター] – ドイツのピストリウス新国防相は、弾薬の補充を支援するため2024年国防予算の100億ユーロ増額を勧告している。独誌シュピーゲルが伝えた。
2月にショルツ首相が発表した1000億ユーロの特別基金には弾薬購入資金が含まれておらず、国防省が懸念を表明している。また次回賃金交渉の結果賃上げが予想されており、投資余地がさらに限られる恐れがあるとみられている。
国防省報道官は、予算に責任を持つ財務省に言及。「進行中の協議についてはコメントしない。だが、軍事面の必要を満たし、インフレなどの環境に対応するには常に防衛予算を拡大していく必要があるのは明らかだ」と述べた。