[サンフランシスコ 16日 ロイター] – 米マイクロソフトが出資する新興企業のオープンAIは16日、人工知能(AI)技術を用いた同社の自動応答ソフト「チャットGPT」について、AIに内在するバイアスへの懸念に対処するため、利用者がカスタマイズできるアップグレードに取り組んでいると発表した。

同社はブログで、政治的バイアスなどを減らすよう取り組んできたが、より多様な見解にも対応したいと説明。

「(カスタマイズを可能にすることは)自分たちを含めた他の人々が強く反対するようなシステム出力を許容することを意味する。極端なカスタマイズをすると、悪意のある使い方や、既存の信念を無意識に増幅させるようなAIが出現する恐れがあるため、バランスを取るのが難しい」とし、そのため「システムの動作には常に何らかの制限がかかる」とした。