[ダマスカス 27日 ロイター] – エジプトのシュクリ外相は27日、シリアの首都ダマスカスを訪れアサド大統領と会談した。エジプト外相がシリアを訪問するのは約10年ぶりとなる。
アサド大統領は2011年以降の内戦で外交的に孤立していたが、トルコとシリアで今月起きた大地震を受けアラブ諸国がシリア支援に乗り出し、関係改善に向けた動きが出ている。
シュクリ氏は会見で「今回の訪問の目的は主に人道支援で、エジプト政府や国民からシリアの人々への連帯を伝えることだ」とし、シリア政府と協力して追加支援を行う用意があると述べた。
シリアのメクダド外相は「エジプトの外相がダマスカスに来るということは、彼の家、彼の国民、そして彼の国に来るということだ」と応じた。
シュクリ氏は大地震で被災したトルコ南部アダナも訪問し、トルコのチャブシオール外相と会談した。
エジプト外務省報道官によると、シュクリ外相は地震の被災者に哀悼の意を表し、エジプトとトルコの連帯を確認し、トルコとその国民を支えるため援助を継続すると表明した。