[アンカラ 13日 ロイター] – 新たに発表された各世論調査によると、5月14日実施のトルコ大統領選で、野党候補のケマル・クルチダルオール氏が現職のタイイップ・エルドアン氏に10%ポイント以上の差をつけてリードしている。

同時に実施される議会選を巡っても、「国民連合」と呼ばれる野党ブロックが、エルドアン大統領の公正発展党(AKP)とその連合相手に少なくとも6ポイント差をつけてリードしている。

エルドアン氏は生活費危機で人気が低下。また、先月の大地震を受けてAKPの地盤も揺らいでいる。

アクソイ・リサーチが11日発表した世論調査(8日実施)では、6日に野党統一候補として擁立が決まったクルチダルオール氏の支持率が55.6%と、エルドアン氏の44.4%を上回っている。

また、野党勢力の支持率は44.1%。与党連合は38.2%となっている。

その他の世論調査も同様の傾向を示している。