[ワシントン 23日 ロイター] – シリア北東部の米軍基地で23日、無人機(ドローン)による攻撃があり、米国の請負業者1人が死亡した。国防総省は、報復として同日シリアでイラン系武装組織に対し複数回の空爆を行ったと発表した。

ドローン攻撃により別の請負業者1人と米兵5人が負傷した。米情報機関はドローンがイラン製と判断したという。

オースティン米国防長官は、バイデン大統領の指示で報復攻撃を行い、イランのイスラム革命防衛隊傘下のグループが使用する施設を標的にしたと説明した。

声明で「革命防衛隊傘下のグループによる今日を含めた最近の一連の攻撃に対応して空爆を行った」とした。

シリア人権監視団は米国の攻撃によりシリアで親イラン派の戦闘員8人が死亡したと発表した。

イランの国営放送テレビはこの攻撃で死亡したイラン人はいないとした上で、現地関係筋の話として、軍事拠点ではなく農村開発センターと穀物センターが攻撃されたと伝えた。