[東京 19日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が19日発表した3月の訪日外国人客数は181万7500人(推計)だった。新型コロナウイルス流行前の19年同月比では34.2%減だったが、22年10月の個人旅⾏再開以降では最高を記録した。米国をはじめとした欧米豪中東地域からの訪⽇外客数の大幅な増加が全体を押し上げた。

国・地域別では韓国が46万6800人で最も多く、次いで台湾の27万8900人、米国の20万3000人、香港の14万4900人、タイが10万8000人。

中国は7万5700人と前月の3万6200人から大幅に増加したが、日本行きの海外旅行に関する制限措置や帰国時の入国制限の継続、日本側の水際規制などが影響し、19年同月比では89.0%減となっている。