[深セン(中国) 6日 ロイター] – 中国国家衛生健康委員会で新型コロナ対策専門家グループを率いる梁万年氏は6日、世界保健機関(WHO)は新型コロナを巡る緊急事態宣言の終了を発表したがコロナは脅威であり続けることから、中国は今後も監視を継続し、感染リスクの高い集団へのワクチン接種を強化する方針だと述べた。国営テレビの中国中央電視台(CCTV)のインタビューで語った。

梁氏は、WHOの緊急事態宣言終了が意味するのは新型コロナの消滅ではなく、コロナの影響は効果的に管理可能だということだと指摘。今後もウイルスの変異に目を配り、高リスク群へのワクチン接種を促し、治療能力の向上を目指す考えを示した。

中国は大半の国々が「ウィズコロナ」にかじを切った後も、感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を続け、2022年遅くにようやく規制解除に踏み切った。