[8日 ロイター] – 8日午前の米国株式市場で、暗号資産(仮想通貨)関連株が下落した。暗号資産取引所のバイナンスが数時間にわたってビットコインの引き出しを停止したことを受けた。

バイナンスは7日夜に1時間停止した後、8日の早い時間にも再び停止。同取引所は、ブロックチェーン(分散型台帳)に取引を記録する上で十分な報酬を「採掘者(マイナー)」に提供していなかったため、処理待ちの取引が大量に積み上がったと説明した。

この停止を受けビットコインが2%安の2万7900ドルと1週間ぶりの安値を付けた。

暗号資産交換業の米コインベース・グローバルが3.6%下落したほか、暗号資産マイニングのビットファームズは5.1%安。ライオット・プラットフォームズ、マラソン・デジタル・ホールディングスなどもビットコインの下げに連れ安した。