[8日 ロイター] – 米カリフォルニア州を地盤とする銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープの株価が8日に大幅高となり、急落していた米銀セクターの株価回復を主導した。資本増強に向け四半期配当金を大幅に減額したことを受けた。

パックウエストは先週5日、経済の不確実性などを理由に四半期配当金を普通株1株当たり0.01ドルと通常の0.25ドルから引き下げると発表。RBCキャピタルマーケッツのアナリストは「最近の極端な株価変動を考慮すると、減配は理に適っており、資本増強ペースに貢献できるだろう」とした。

株価は5日に約82%上昇。この日は一時7.5ドルと約30%上昇する場面があった。

他の米地銀株も上昇。ウエスタン・アライアンス・バンコープは11%、コメリカは7%、ザイオンズ・バンコープは9%それぞれ上昇した。