[カイロ 9日 ロイター] – サウジアラビア外務省は9日、シリアにある外交公館を再開すると発表した。両国は約10年前に外交関係を断絶したが、シリアが7日にサウジが加盟するアラブ連盟への復帰を決めるなど、関係修復が加速している。
関係筋は今年3月、サウジとシリアが10年余りぶりに大使館を再開することで合意したと話していた。サウジ外務省は再開時期を明らかにしていない。
シリアの国営通信は、同国政府が在サウジ公館の活動再開を決めたと報じた。
シリア政府に近い関係筋は、サウジがシリアのアサド大統領を支援するイランと外交関係再開で合意したことを受け、サウジ・シリア間の交流に弾みがついたと述べている。
サウジ外務省は、公館再開が地域の安全保障と安定を後押しするとの見方を示した。