【ワシントン時事】イエレン米財務長官は２１日、ＮＢＣテレビのインタビューで、連邦政府の借入限度額である「債務上限」を議会が速やかに引き上げなければ、早ければ来月１日にも政府の支払いが滞る可能性があるとの見積もりは「変更しない」と明言した。その上で、同日が「厳密な期限」と強調し、与野党の早期合意の必要性を訴えた。
野党共和党は大幅な歳出削減を主張する一方、バイデン政権は重要な政策が削減対象となっているとして反発、交渉は暗礁に乗り上げている。バイデン氏は２１日、広島での先進７カ国首脳会議（サミット）後の記者会見で「（共和党の）提案の大半は受け入れられない」と語った。
