[ワシントン 31日 ロイター] – トランプ前米大統領が2021年1月の任期終了後に、イランへの攻撃の可能性に関する国防総省の機密文書を持ち出したことを認めた録音データを、米連邦検察当局が所有していることが明らかになった。CNNが31日に報じた。

データは21年のもので、CNNが音声データそのものを聞いたわけではなく、複数の関係筋から内容について話を聞いたという。

トランプ氏は24年大統領選に立候補している。音声データはトランプ氏が機密文書の持ち出しについて認識していたことを示しているとCNNは伝えた。

また関係筋の話として、トランプ氏が情報共有を望んでいたが、退任後に文書の機密扱いを解除する権限が限られていることも承知していたことが示されたと報じた。