[ソウル 31日 ロイター] – 東京電力福島第1原発の処理済み汚染水海洋放出計画を巡り、現地を訪れた韓国の専門家の視察団は31日、計画の検証には詳細な分析が必要との認識を示した。

原子力安全委員長で視察団の団長を務めた劉国熙氏がブリーフィングで「科学的・技術的観点から、海洋放出計画が適切かどうかを検証している」と語った。

施設のチェック、サンプルや書類の確保には進展があったが、放出される水の安全性について結論を出すにはさらなる作業が必要だという。

視察団の21人は6日間の日程で水の浄化、輸送、放出設備、サンプリングと分析設備に重点を置いていた。