[北京 13日 ロイター] – 中国の秦剛国務委員兼外相は13日、北京を訪れたパレスチナ自治政府のマルキ外相と会談し、「中国の智恵」で和平交渉に貢献したいと強調した。

中国外務省によると秦氏は、自らの正当な権利を回復したいというパレスチナ人の正義を中国は常に強く支持している、とも述べた。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は3日間の予定で北京を訪問中で、習近平国家主席との会談を予定している。議長は先月、国連総会出席のためニューヨークを訪れた際に米高官らと会えておらず、訪中で中国によるパレスチナ支援を印象付ける狙いだ。

アッバス議長の経済顧問によると、中国はパレスチナで経済的プレゼンスの拡大を目指しており、イスラエルが支配するヨルダン川西岸でプロジェクト4件以上への出資に基本合意している。議長と習氏の会談では、合意への署名が期待されるという。

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▽イスラエルとパレスチナの和平交渉を支援する用意=中国国家主席<ロイター日本語版>2023年6月14日11:54 午後