[１５日 ロイター] – 英大手銀行ＨＳＢＣやスタンダード・チャータード（スタンチャート）は、暗号資産（仮想通貨）取引所を顧客とするよう香港の銀行規制当局から圧力を受けていると英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が１５日、関係筋の話として報じた。
両行と中国銀行は先月、暗号資産取引所を顧客として受け入れない理由について香港金融管理局（ＨＫＭＡ）から質問を受けたという。
スタンチャートはロイターに、さまざまな分野について規制当局と定期的に意見交換しているとし、ＦＴの報道についてはこれ以上のコメントを控えた。
ＨＳＢＣとＨＫＭＡはコメントの要請に応じていない。
報道によると、ＨＫＭＡは４月２７日に金融機関に書簡を送り、潜在的な顧客に対する調査は特に香港に事務所を構える事業者に「過度の負担」とならないようにすべきと通達した。
