[28日 ロイター] – バイデン米大統領が睡眠時無呼吸症候群の長年の問題に対応するため、「持続陽圧呼吸療法(CPAP、シーパップ)」に使われる機器を使用し始めたことが28日、ホワイトハウス当局者の話で分かった。
ホワイトハウスのアンドリュー・ベイツ報道官は「バイデン大統領は2008年以来、睡眠時無呼吸症候群の病歴を詳細な医療報告書で公表してきた。大統領は昨晩、CPAP機器を使用したが、これはこうした既往歴のある人には一般的なことだ」と述べた。
別のホワイトハウス関係者は、バイデン氏はここ数週間、睡眠の質を改善するためにCPAP機器を使い始めたとしている。
CPAP機器を利用する際はストラップで固定されたマスクを着用。バイデン氏は28日、顔に幅広いストラップの跡があるのを記者団に目撃されていた。
バイデン氏は80歳と、米大統領として最高齢。バイデン氏の主治医は今年2月、健康診断の結果、健康で「職務に適している」と評価していた。バイデンの健康診断に関する医師の報告書には鼻詰まりの言及はあったものの、睡眠時無呼吸症候群については触れられていない。