ロシア第2の都市サンクトペテルブルクにある民間軍事会社「ワグネル」の拠点「ワグネル・センター」から看板が消えた。複数の独立系メディアが1日に伝えた。広報担当者は「他の場所で活動を続ける」と述べ、移転すると認めた。
プリゴジン氏のメディア解散 政権が圧力か、偽ニュース工場も―ロシア
ワグネルを巡っては、創設者プリゴジン氏の保有するメディアグループの解散が6月30日に報じられたばかり。6月下旬のワグネルの反乱を受け、プーチン政権の圧力が強まっている可能性がある。
拠点からはロゴマークの「W」が入った看板のほか、窓や入り口のステッカーも取り除かれた。正式には別の名前のオフィスビルだが、ワグネルの賃借が「広い面積を占める」ため看板設置が認められ、建物ごとワグネル・センターと呼ばれてきた。