[東京 10日 ロイター] – 東京商工リサーチは10日、2023年上半期の全国企業倒産(負債額1000万円以上)が4042件と前年比32.0%増加したと発表した。4000件台は3年ぶり。負債総額は前年にマレリホールディングスの大型倒産があった反動で45.3%減の9340億円となった。「物価高倒産」は前年比3.3倍の300件だった。

産業別件数は25年ぶりに10産業全てで前年を上回った。上半期の主な倒産はユニゾホールディングス(東京都、負債額1261億円)、携帯電話端末販売のFCNT(神奈川県、872億円)など。

6月の倒産は770件(前年比41.02%増)、負債総額は1509億円(同87.75%減)だった。