[31日 ロイター] – ソーシャルメディア・プラットフォームのX(旧ツイッター)は31日、ヘイトスピーチや偽情報と闘う非営利団体CCDH(Center for Countering Digital Hate)を提訴した。CCDHが虚偽の主張を展開し、広告主にXへの投資を停止するよう促したとしている。
提訴のきっかけとなったのは7月のメディア報道。X上で少数派に対するヘイトスピーチが増えたとのCCDHの調査内容を報じた。
Xとリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)は、報道は虚偽で、時期的に主にイーロン・マスク氏による買収直後の不正確で誤解を招く、比較的古いデータに基づいていると指摘していた。
米メディアによると、XはCCDHに損害賠償訴訟を起こすと警告する書簡を送付した。
これに対し、CCDHの弁護団は、「ネット上での扇動、ヘイトスピーチ、有害なコンテンツに反対を唱える勇気のある人々を脅迫している」とXを批判した。