[ドバイ/ロンドン 4日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)は4日、現行の生産政策を据え置いた。サウジアラビアが自主減産の9月までの延長を決定し、原油価格が上昇したことが背景。

オンライン会合後に発表された声明は「委員会は引き続き市場の状況を注視していく」とし、減産を完全に順守するよう加盟国に求めた。

7月の原油価格は6月から14%超上昇し、月間の上昇率としては昨年1月以来最大となった。

サウジアラビアは3日、原油価格の下支えに向けて現在行っている日量100万バレルの自主減産を9月まで延長する方針を明らかにした。サウジの発表後、ロシアのノバク副首相は9月の原油輸出を日量30万バレル削減すると表明した。