[13日 ロイター] – バイデン米大統領の息子ハンター・バイデン氏の弁護士は13日、検察側が「以前に合意した司法取引」を破棄したと明らかにした。
ハンター氏の疑惑捜査に向けて任命されたワイス特別検察官は11日、ハンター氏が刑事訴訟に直面する公算があるという見方を示し、双方の協議が決裂したと述べていた。
ハンター氏は6月、税金未納と銃所持を巡る容疑で訴追された。同氏は税金未納の罪を認め、銃所持については罪を免れることで検察と合意したが、連邦地裁が7月、検証にさらなる時間が必要として司法取引の承認を見合わせた。
双方は最終的に、税金や薬物、銃に関する罪を限定的に免責する司法取引を行うことで一致した。
ハンター氏の弁護士は連邦地裁判事宛ての書類で「被告弁護団は7月の審問で裁判官が提起した質問に答える用意が依然としてあるが、以前に合意した司法取引を破棄する決定が11日に下されたことを考慮し、これらの問題が現時点で無意味であることに同意する」とした。