[東京 16日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が16日発表した7月の訪日外国人客数は232万0600人(推計)となり、2020年2月以降で初めて200万人を突破した前月から12%増と大幅に伸びた。前月は207万3300人。中国を除けば、新型コロナウイルス流行前の19年同月を超え、全体でも8割に迫る水準まで回復した。
国・地域別では韓国などをはじめとする東アジア地域からの訪日外国人が増加、米国やカナダからも増え、19年の実績を超えたことが押し上げ要因となった。
日本行きの団体旅行を規制していた中国からの訪日外国人は31万3300人で、19年比で70.2%減だったが、韓国の62万6800人、台湾の42万2300人、香港の21万6400人が伸びをけん引。米国は19万8800人、カナダは3万8800人だった。
中国は今月10日から日本行きの団体旅行を解禁している。JNTOによると、中国からは2019年のピーク時で959万人が訪日していた。