[バマコ 24日 ロイター] – 西アフリカのニジェールは、自国が攻撃された場合に隣国のマリとブルキナファソの軍が領内に介入することを認めた。3カ国が24日に共同声明を発表した。

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)はクーデターを起こしたニジェール軍事政権との交渉を試みているが、外交努力が失敗した場合は部隊を派遣する用意があるとしている。

ニジェール、マリ、ブルキナファソの3カ国外相は24日、ニジェールの首都ニアメーで会談し、安全保障など共通課題での協力強化を話し合ったと明らかにした。

外相らは共同声明で、ニジェール軍事政権トップのチアニ将軍が「攻撃された場合にブルキナファソとマリの国防・治安部隊にニジェール領への介入を許可」する命令に署名したことを歓迎すると表明。

ブルキナファソとマリの外相はニジェール国民に対する武力介入があれば宣戦布告と見なされるとし、そうした介入を拒否する立場を改めて示したという。