[ソウル 29日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、米国が朝鮮半島近海を「核戦争の恐れがある最も不安定な海域」に変えたと非難し、海軍の強化を呼びかけた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が29日に伝えた。
金氏は海軍の記念日「海軍節」の演説で、日米韓の「ギャングのボス」が合同軍事演習の定例化を発表したと述べた。米メリーランド州の山荘「キャンプデービッド」で18日に行われた日米韓首脳会談に言及したとみられる。
3カ国首脳は中国の影響力拡大や北朝鮮の核の脅威を受け、防衛・経済関係の深化で合意した。
金氏は、海軍が戦争準備態勢を維持することが必要だとし、兵器と装備の近代化を呼びかけた。
海軍は戦略的任務を遂行する国家核抑止力の構成部分になると強調した。