金正恩氏、ホワイトハウスなどの写真入手 偵察衛星撮影=KCNA

[ソウル 28日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、最近打ち上げた偵察衛星が撮影した米ホワイトハウス、国防総省、ノーフォーク海軍基地の米空母の写真を受け取った。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が28日に伝えた。

北朝鮮は先週、偵察衛星の打ち上げに成功したと発表した。衛星打ち上げは米韓軍の動きを監視するためとしている。 もっと見る

KCNAは、韓国の首都ソウルや米軍基地など偵察衛星が撮影した「主要な標的地域」とする一連の写真について報じている。

金氏はグアムのアンダーセン米空軍基地、ノーフォークとニューポートの米造船所、空軍基地の衛星写真も閲覧した。写真には原子力空母4隻と英国の空母1隻が写っているという。

米韓は、衛星打ち上げが弾道技術の使用を禁止する国連安全保障理事会決議に違反するとして非難している。

また韓国の当局者は北朝鮮が写真を公開していないため、衛星能力を検証することはできないとしている。

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▽北朝鮮・米特使、衛星打ち上げ巡り公の場で激論 国連安保理<ロイター日本語版>2023年11月28日午前 6:53 GMT+9