• 米金融当局者発言、米GDP、サウジがイランに異例の提案
  • 米大統領選巡るウォール街重鎮の意見、ディズニー映画不調
The Christmas tree at the Rockefeller Center is lit during a ceremony in New York on December 1, 2021.
The Christmas tree at the Rockefeller Center is lit during a ceremony in New York on December 1, 2021. Photographer: Ed Jones/AFP/Getty Images

ニューヨーク市の冬を彩る風物詩のひとつ、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式が現地時間29日午後7時(日本時間30日午前9時)から行われます。「平和と希望の象徴」と称されることの多い同ツリーですが、今年は戦争の影も。地元テレビ局の報道によると、ニューヨーク市警(NYPD)のテロ対策部門はイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争に起因する抗議行動など、不測の事態に警戒を強めています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

発言続く

クリーブランド連銀のメスタ-総裁は、インフレ率が2%に向かう軌道にあるかどうか精査する上で政策は良い位置にあると指摘。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会での金利据え置きを支持する意向を示した。アトランタ連銀のボスティック総裁は、インフレの下向き軌道は恐らく続き、経済活動は今後数カ月に減速するとの確信を強めていると語った。一方でリッチモンド連銀のバーキン総裁は、インフレが再燃する場合に備え、金融当局は利上げの選択肢を残しておくべきだと述べた。

上方修正

7-9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比で年率5.2%増と速報値から上方修正され、約2年ぶりの高い伸びとなった。設備投資と政府支出の上方修正を反映した。個人消費は速報値の4%増から3.6%増に下方修正されたものの、堅調な水準を維持。米金融当局が注目するインフレ指標であるPCE価格指数は年率2.8%上昇に下方修正。食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数も2.3%上昇に下方修正された。

異例の提案

サウジアラビアは西側諸国から経済制裁を受けているイランに対し、協力関係の強化および投資を提案していた。複数の当局者が明らかにした。イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争がより広範な紛争に発展するのを阻止することが狙い。当局者によれば、ハマスによる先月の奇襲攻撃以降、サウジはイランに直接提案しているほか、複数の手段を通じて働き掛けている。イランがサウジの提案をどれほど真剣に受け止めているかは不明。

2人以外で

バイデン米大統領が2期目を目指すなら政治的な評価を汚すリスクがあると、資産家のビル・アックマン氏が語った。同氏はブルームバーグテレビジョンで「バイデン氏にとって正しい行動は、身を引いて出馬を見送ると表明し、競争の機会をつくり出すことだと思う」と続けた。共和党の候補指名争いを巡ってはJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が、ニッキー・ヘイリー元国連大使がドナルド・トランプ前大統領に代わる良い選択肢になり得るとの認識を示した。

願い叶わず

ウォルト・ディズニーの最新映画「ウィッシュ」は、「眠れる森の美女」や「シンデレラ」といった人気プリンセスのアニメ映画を世に送り出した同社の創業100周年を祝う記念の作品となるはずだった。だが、感謝祭の週末における興行収入は想定の半分にとどまった。マーベルやルーカスフィルムの作品に続き、ディズニーの新作映画はこのところ不発が続いている。

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