来年の米消費行動、予想困難に 消費者が慎重化=ウォルマート

[6日 ロイター] – 米小売大手ウォルマート(WMT.N)の幹部らが6日、家計の逼迫で顧客が支出に一段と慎重になっており、来年の消費行動の予測が難しくなっているとの考えを示した。

ジョン・レイニー最高財務責任者(CFO)は、モルガン・スタンレー主催の会合で、顧客に特殊なタイプの行動が見られ、消費者の健全性と購買行動を改めて検討することになったと説明した。

ただ、こうした消費行動などでも、ウォルマートが自社の長期計画を変更することにはないと述べた。

また、ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)はCNBCとのインタビューで、クレジットカード残高の増加や家計の預金減少を見ると、消費者が今後どの程度支出するかに疑問が生じると述べた。

ウォルマートは先月、米消費者は休暇シーズン中慎重に行動していると分析したが、感謝祭の週末の消費動向は大幅な値下げにより懸念する結果にはならなかった。