▽米家計資産、第3四半期は1年ぶり減少 利上げで株価下落<ロイター日本語版>2023年12月8日午前 5:10 GMT+92時間前更新

[7日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が7日に発表したデータによると、第3・四半期の家計資産は前期から1%ほど減少し、約151兆ドルとなった。

第2・四半期末は152兆3000億ドルだった。

家計資産が減少したのは2022年第3・四半期以来1年ぶり。インフレ抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の利上げにより、株式市場が下落したことなどが影響した。

S&P500トータルリターン指数(.SPXTR)の配当再投資を含めた第3・四半期のリターンは3.27%低下した。

家計の現金保有残高(銀行預金や投資信託など)は17兆7000億ドルと、6四半期連続で減少。ピークだった22年第1・四半期末には約18兆3000億ドルだった。

家計、企業、政府の債務残高も引き続き増加した。ただ、前四半期よりペースは鈍化した。

非金融部門の総債務残高は前年同期比5.2%増の73兆ドルに達した。内訳は、家計が19兆8000億ドル、企業が21兆2000億ドル、政府が32兆ドルだった。前期は6.3%増だった。

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