▽ガザ住宅再建、少なくとも150億ドル必要=パレスチナ投資基金総裁<ロイター日本語版>2024年1月18日午前 3:44 GMT+9
[ダボス(スイス) 17日 ロイター] – パレスチナ投資基金(PIF)のムハンマド・ムスタファ総裁は17日、パレスチナ自治区ガザの住宅再建に少なくとも150億ドルが必要と述べた。
世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で、国際的な報告書によれば、ガザでは35万戸の住宅が完全に、あるいは部分的に損壊しており、このうち15万戸を1戸当たり平均10万ドルで再建する必要があると仮定すると住宅再建には150億ドルが必要になるとした。
また、これには被害を受けたインフラや病院、送電網などは含まれていないとの見解を示した。
ムスタファ総裁は、パレスチナの指導者は短期的には食料や水を含む人道支援に引き続き焦点を当てるが、最終的には再建に焦点が移ると言及。再建への取り組みは大規模なものになり、多額の資金が必要になるが、ガザを巡る問題はお金では解決できないとし、政治的解決が必要と訴えた。
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