- アップル自動運転車、ユナイテッドCEOが批判、プロレス放映権
- トルコがスウェーデンのNATO加盟承認、ゴールドマンの株分析
米大統領選の共和党指名候補争いで、注目のニューハンプシャー州予備選が現在行われています。23日に発表されたボストン・グローブ紙とサフォーク大学による最新の世論調査では、支持率でトランプ前大統領がヘイリー元国連大使を22ポイントリードしており、両者の差は20日時点から3ポイント拡大。ブルームバーグの出口調査でも、トランプ氏に投票したと答えた有権者がヘイリー氏を上回りました。AP通信によればヘイリー氏は、同州でトランプ氏が勝利したとしても選挙戦を続けると表明。投票は米東部時間午後8時(日本時間24日午前10時)までに締め切られます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
ダウングレード
米アップルは長年進めてきた自動運転車プロジェクトについて、目標とする技術や設計の水準を引き下げる方向へと方針を転換した。このプロジェクトについて知る複数の関係者によれば、アップルは当初、完全自動運転車を目指していたが、現在では機能をより限定した電気自動車(EV)の開発に取り組んでいる。また発売時期も早くて2028年になるとみており、直近の予測から約2年先送りされることになるという。
対応を批判
米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスのスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は米ボーイングについて、製造上の問題への対応が遅いと批判した。CEOは米経済専門局CNBCのインタビューで、「ボーイングで製造面の課題が発生し続けていることに失望している」とし、「彼らは行動を起こしているが、もっと迅速に動いて欲しい」と述べた。737MAX-9の運航停止は「恐らく、当社にとって最後の決定的な一撃になった」とし、より大型のMAX-10の発注について再考していることを明らかにした。
プロレス放映権
米ネットフリックスは、ワールド・レスリング・エンターテイメント(WWE)のプロレス番組「RAW」やその他の番組の独占放映権を獲得した。ネットフリックスによるライブ・イベント進出の大きな動きとなる。事情に詳しい関係者によると、ネットフリックスは10年間の契約で50億ドル(約7400億円)を支払う。この金額は現在の「RAW」放映権料を30%上回るが、ネットフリックスの契約には他の権利も含まれている。
ようやく承認
トルコ議会は数カ月にわたる審議を経て、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認した。これでスウェーデンの加盟を認めていないのはハンガリーだけになった。スウェーデンは2022年5月、それまでの防衛方針を転換しNATO加盟を申請。ロシアの侵略を抑止する最善の方策がNATO加盟だとの結論に至った。
「あらゆるシナリオ」で株売りへ
市場がどの方向に動こうとも、一部のトレーダーは今後1週間に株を売却することになると、ゴールドマン・サックス・グループが分析した。同行で株式デリバティブとフローを専門とするカレン・モーガン氏によると、資産価格のモメンタムに乗って先物市場でロングとショートのポジションを取る商品投資顧問業者(CTA)が、売却に追い込まれる可能性がある。CTAは1290億ドル(約19兆円)のロングポジションを抱えているという。トレンドフォロー型の投資家グループのモデルは、今後1週間で相場が上昇した場合は100億ドル、下落すれば最大420億ドルを売却するように設計されている。
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