[エルサレム/カイロ 11日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は11日、同国がパレスチナ自治区ガザで戦闘を続けながら、他の地域でも幾つかのシナリオに備えていると述べた。南部の空軍基地を訪問後に首相府がネタニヤフ氏の発言内容を公表した。
ネタニヤフ氏は「われわれに危害を加えるものは誰であれ、同じ目に遭わせる。攻撃、防御の両面においてイスラエルの安全保障上の全てのニーズに対応する準備ができている」と強調した。
同氏の発言は、シリア首都ダマスカスにある大使館を攻撃されたイランの報復を念頭に置いたものとみられている。
この攻撃についてイスラエルは当事者だと公式に認めていない。ただイラン最高指導者のハメネイ師は10日、イスラエルは「必ず罰を受ける」と語り、報復攻撃を改めて示唆した。