- ラファでの作戦継続へ、高金利の影響これから、1分間に3億円
- ロビンフッドにSECが警告、ボーイングに虚偽記録の疑い
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉を巡る駆け引きが続いています。ハマスが受け入れた停戦案をイスラエルは拒否。自らが受け入れ可能な条件を模索するため、仲介役との協議の場に代表者を派遣するとしています。イスラエル軍はラファ地域でハマスの拠点を標的とした新たな空爆を実施したことも明らかにしました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
作戦継続へ
ハマスはパレスチナ自治区ガザにおける停戦案を受け入れたと表明したが、イスラエルの戦時内閣は「イスラエルが必要とする要求を満たすには程遠い」として、全会一致でこれを拒否。戦闘停止への期待を打ち砕いた。イスラエル政府は「ハマスに軍事的な圧力をかけるため、ラファでの作戦を継続する」と表明。バイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、大規模な地上侵攻に反対する米国の立場を改めて表明した。
影響これから
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、高金利が景気を一段と鈍化させ、インフレを当局目標の2%に向かって減速させるとの見解を示した。「現行の景気抑制的な金利水準が需要を抑制できると、私は楽観している」とし、「金利上昇の本格的な影響はこれから表れる」と述べた。一方、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、利下げはいずれ実施されると発言。ただその決定はデータの全体像に左右されると述べた。
1分間に3億円
フィクストインカム(定められた時期に一定の利息を得られる国債などの証券)は、ほぼ一世代ぶりにその名に恥じない状態になっている。米国の政策金利がおよそ2年間で0%から5%超に引き上げられた結果だ。米財務省は3月単月だけで債券保有者に約890億ドルの利息を支払った。1分間当たり約200万ドル(約3億760万円)という計算になる。
SECが警告
ロビンフッド・マーケッツは、暗号資産(仮想通貨)の取り扱いに絡み、米証券取引委員会(SEC)スタッフから執行措置を取る計画を正式に通告する「ウェルズノーティス」を4日に受け取った。ロビンフッド・クリプトに関連した暗号通貨の取り扱いや保管、プラットフォーム運営に関するもので、証券法違反の疑いで執行措置を勧告する予備的決定を下した旨を通知された。
虚偽記録の疑い
米航空機大手ボーイングは「787ドリームライナー」の検査について、米連邦航空局(FAA)の調査を受ける。同社従業員が虚偽の記録を残した可能性が問われている。FAAの声明によれば、ボーイングは787の翼と本体の結合について必要とされる検査が完了していない可能性があると、4月にFAAに自発的に通知した。
その他の注目ニュース
シティ、アジアの一部スタッフは火~土勤務に-「T+1」移行に対応
トヨタ、「足場固め」で今期は慎重な見通しの可能性-決算プレビュー