- イラン大統領らがヘリで事故、サウジ国王医療検査
- マスク氏のインドネシア訪問、ベトナム次期国家主席、オープンAI
イランのライシ大統領がヘリコプター事故に遭い、安否が不明なままです。外相も同乗していたとみられ、対イスラエル政策を含め中東情勢に影響を及ぼす可能性もあります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
安否不明
ライシ大統領は19日、訪問した同国北西部からの帰途に、搭乗していたヘリコプターで事故に遭った。現地は夜になり、救助隊は大統領の安否確認と所在の特定を急いでいる。2021年の大統領選を制したライシ氏は保守強硬派の聖職者で、年齢は60歳台。いずれ最高指導者ハメネイ師の後継者になると有力視されている。半国営タスニム通信は、計3機から成るライシ大統領のヘリコプター隊には、アブドラヒアン外相を含む複数の高官が搭乗していたと報じた。同外相はライシ氏と同じヘリに乗っていたと考えられている。
検査
サウジアラビアのサルマン国王は高熱と関節痛のため19日に医療検査。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。サルマン国王(88)は4月に入院して定期検査を受けた後、退院したとSPAが当時報じていた。息子で王位継承者のムハンマド皇太子が、サウジの日常業務の大半をこなしている。皇太子は今週、日本を訪問し、岸田文雄首相と会談する予定。
スターリンク始動
資産家イーロン・マスク氏は、自ら率いる宇宙開発企業スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」をインドネシアで開始した。多数の島で構成される同国は国内の遠隔地への接続性向上を目指している。バリ島の地域保健センターでスターリンクを始動。マスク氏は同社が持つ他の企業が「将来的にインドネシアに投資する」可能性が高いと、詳細を明らかにせずに述べた。
次期国家主席
ベトナム共産党は、党の反腐敗運動を実行するトー・ラム公安相を次期国家主席に指名した。数カ月にわたる政治的混乱が緩和し、低迷する経済に当局者が再び集中できるようになる可能性がある。政府ウェブサイトに掲載された声明によると、党中央委員会がラム氏(66)を指名した。ラム氏が就任すれば、ベトナムの国家主席としてここ2年弱で3人目となる。グエン・フー・チョン党書記長は数年前から反腐敗運動を進めている。
事実上解散
米オープンAIは将来の高度人工知能(AI)システムの安全性確保に注力するチームを事実上解散した。同社の共同設立者でチーフサイエンティストのイリヤ・サツキーバー氏らチーム幹部2人の退社に伴うものだ。いわゆる「スーパーアライメントチーム」を独立組織として維持するのではなく、自社の安全性目標の達成を後押しするためチームを研究活動全体により深く統合する方向だと、同社はブルームバーグ・ニュースに語った。
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