Bastian Benrath、Andrea Palasciano

  • インド、インドネシア、南アなどが共同声明への署名を見送り
  • 中国は不参加、オブザーバーとして参加したブラジルも署名せず

スイスで開催されたウクライナ「平和サミット」が2日間の日程を終了して閉幕。ウクライナのゼレンスキー大統領は、新興国を中心とする「グローバルサウス」の一部主要国からの支持を取り付けることはできなかった。

  15-16日に開催された同会議の共同声明には、インド、インドネシア、南アフリカ、サウジアラビアなどが署名をしなかった。主催者が配布したリストによれば、会議に参加した計100余りの国・機関のうち、共同声明に署名したのは84にとどまった。

  ウクライナ当局者はロシアを孤立させるためにはBRICS諸国の取り込みが不可欠と考えていたが、今回の会議に中国は不参加で、オブザーバーとして参加したブラジルも共同声明に署名しなかった。

関連記事

原題:Ukraine Bid Falters as Nations Don’t Sign on to Summit Text(抜粋)