- プーチン氏が北朝鮮訪問へ、年内の利下げ1回とハーカー総裁
- 欧州株の判断下げ、旗艦ファンドが不調、取締役変更を要求
ロシアがプーチン大統領による北朝鮮訪問を発表しました。北朝鮮はこれまでロシアに対し多くの兵器や弾薬を提供したとされています。外交問題を専門とするシンクタンク、スティムソン・センターのシニアフェロー、ジェニー・タウン氏はプーチン氏の訪朝について、金正恩朝鮮労働党総書記としては国内向けに「強力な国際的立場を示すことができ、政治的な価値」があると指摘しました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
24年ぶり
ロシアのプーチン大統領が北朝鮮を18-19日に、続いてベトナムを19-20日に訪問する。プーチン氏の北朝鮮訪問は2000年以来。ロシア国営タス通信によると、ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は記者団に対し、プーチン氏の訪朝中にロシアと北朝鮮は1961年までさかのぼる既存の協定に代わる、安全保障と経済協力を含む戦略的パートナーシップに関する合意に署名する見通しだと説明した。
年内は1回
米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、現時点における自身の予想に基づけば年内1回の利下げが適切だと述べ、高金利が長く続く可能性が高いとの見解を示した。5月の米消費者物価指数(CPI)統計で伸び鈍化が示されたことについては、「非常に歓迎すべきこと」と指摘。その上で、インフレ率が当局目標の2%に向かっているとの確信を得るために、さらなる経済データを確認したいと付け加えた。
投資判断下げ
フランスの政変によるリスクを踏まえ、ベアータ・マンシー氏らシティグループのストラテジストは欧州株の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。「政治リスクの高まり」やさらなる巻き戻しの可能性などを理由としている。一方で、より成長志向の米国株を選好し、「ニュートラル」から「オーバーウエート」に上方修正した。
旗艦ファンド不調
ウェスタン・アセット・マネジメントの旗艦債券ファンド「コア・プラス」は今年と過去3年のパフォーマンスが97%の同業ファンドを下回っており、特に運用成績が低迷しているファンドの1本だ。モーニングスター・ダイレクトによれば、コア・プラスは5月まで30カ月連続で資金が純流出した。運用資産は194億ドルと、21年8月の直近ピークから54%減少。これほど落ち込んだアクティブ運用の米大手債券ファンドは他にない。
取締役変更を要求
アクティビスト(物言う投資家)のスターボード・バリューは、ソフトウエア企業オートデスクの株式およそ5億ドル(約790億円)相当を取得しており、取締役会の変更を求める方針を明らかにした。業績と会計調査への対応を巡って懸念があるためとしている。スターボードはオートデスクの経営陣と会談し、取締役候補の選任案受け付けを再開するよう要請したと説明。スターボードによると、オートデスクは要請を拒否した。
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