▽米、イスラエルへの爆弾輸送停止を維持 解決策巡り「協議中」<ロイター日本語版>2024年6月27日午前 5:37 GMT+9
[ワシントン 26日 ロイター] – 米政権当局者はイスラエルに対する爆弾輸送の一時停止を巡り、訪米中のイスラエルのガラント国防相に対し、問題が精査されている間、米国は停止を維持すると伝えた。米高官が26日明らかにした。
ガラント氏はこの日、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談。24日にはブリンケン国務長官、25日にはオースティン国防長官と会談した。 もっと見る
米国は5月、パレスチナ地区ガザでの民間人の犠牲への懸念から、弾薬の供給を停止。米高官は「解決策を見いだすために協議が続いている」とした上で、詳細には踏み込まなかったものの、他の武器については引き続きイスラエルに供給される見通しと述べた。
ガラント氏はこの日、バイデン政権当局者との一連の会談で、米国のイスラエルに対する兵器供給を巡り大きな進展が得られたと述べた。
イスラエル国防長官室によると、ガラント氏はサリバン氏との会談で、イスラエル北部の「治安の現状を変える」ことで安全を確保する「イスラエルのコミットメント」についても協議した。
イスラエルと敵対するイランも議題に上り、ガラント氏はサリバン氏と「イランの侵略と核開発の野望に対する」協力の重要性についても話し合ったという。
イスラエルはイランの核開発計画への警戒感を強めているが、米高官は情報機関の分析として、イランは現在、核兵器開発に必要なプロセスを追求していないという認識を示した。ただ、イランが最近いくつもの「挑発的な措置」を取っていると述べた。
ホワイトハウスによると、サリバン氏は会談でヨルダン川西岸地域で緊張が高まっている問題に言及した。
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