▽バイデン氏、選挙戦継続を強調 認知力検査の受診には消極的<ロイター日本語版>2024年7月6日午前 11:32 GMT+9

By Andrea Shalal , Steve HollandJeff Mason

バイデン氏、選挙戦継続を強調 認知力検査の受診には消極的

[マディソン(米ウィスコンシン州) 5日 ロイター」 – バイデン米大統領は5日、ABCニュースとのインタビューで、大統領選に向け先週開催されたテレビ討論会での自身の不安定なパフォーマンスについて、「ひどい風邪」をひき、欧州訪問の後で疲労があったと釈明。共和党のトランプ前大統領に勝てるのは自分で、自身を撤退させられるのは「全能の神だけ」だと述べて、選挙戦を続ける決意を強調した。

インタビューは討論会後初めて行われ、準備された原稿を読み上げるものではないこともあり、注目が集まっていた。

バイデン大統領は「疲労困憊(こんぱい)していた。準備の面では自分の直感に従わず、ひどい夜になった」と説明した。また、トランプ氏がマイクがオフの間も話し続けていたことで、集中力を乱されたと明かした。

「気が散ってしまった。自分の調子を乱された」と、バイデン氏は振り返った。

また自分の健康状態について、徒競走には参加できないものの、「私はまだまだ元気だ」と述べた。

一方で、 認知力検査を受けたことがあるかとの質問には「誰にも受けろと言われていない」と回答。今後受ける予定があるかと問われると、「認知力検査なら毎日のように受けている。私の仕事全てが(検査のようなものだ)」と述べ、消極姿勢を見せた。

世論調査でトランプ氏にリードを許していることについて重ねて質問されると、自身の支持率が上回っている世論調査もあるとして一蹴した。

バイデン氏に対しては、身内の民主党からも選挙戦の継続を不安視する声が出ている。関係者によると、マーク・ワーナー上院議員(バージニア州選出)は民主党の上院議員数人と連絡を取り、バイデン氏の選挙戦について協議するため週明け8日に会合を開くことを提案した。

バイデン氏はこれについて「私の知る限り、それを検討しているのはマーク・ワーナー1人だ」と記者団に述べ、直接話をした20人以上の議員からは選挙戦を継続するよう言われたと明かした。

Reporting by kyoko yamaguchi

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